腹立ち日記 『映画館は平和だ』
映画館でのマナーについてのエッセイ。『ああ、腹立つ』新潮文庫に収録
Book Talk 『重力ピエロ』
『本当に深刻なことは陽気に伝えるべき―タイトルにはその気持ちを込めたんですが、重いことを重く書いてもしょうがない。深刻な話でも、"伊坂幸太郎"というエンジンに乗っければ、泣ける小説とは一味違うものになる、ということを試したかったんです』
著者インタビュー 『重力ピエロ』
『ちっともなけない感動的な話を書くことだったので、読者が読み終えたとき、喜んでいいのか悲しんでいいのか、
分からないような、でも面白かった、と感じてもらえるお話にしたかったんです』
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。