2003/06/26

an・an 2003/7/2 No.1370

著者インタビュー 「重力ピエロ」 伊坂幸太郎




「例えば、レイプでできた子を産むべきだという人も堕ろすべきだという人もいると思うんですが、誰でも一度しか生きていないのに、『~べきだ』って決めつけることにすごく抵抗感があるんです。正解なんかわからない。だから、そうして生まれた子供を持つ幸福な家族を一つ書くことで、簡単に断定したりせず、自分で選び取っていくことが大事なんだと表現したかった」



伊坂さんのオススメの3冊をあげられています。





「MOMENT」


  • 「MOMENT」

  • 本多 孝好

  • 単行本 ¥ 1,680






「妻の帝国」


  • 「妻の帝国」

  • 佐藤 哲也

  • 単行本 ¥ 1,785






「アマリリス」1


  • 「アマリリス」1~

  • 岩館 真理子

  • コミック ¥ 530



2003/06/23

小説現代 2003/7

たぶんどちらでもない僕らが書きうる物語 ×本多孝好




12pにわたる対談。本多さんが「波」で書評を書いた「重力ピエロ」について、



『単純に身体感覚として、内容を忘れてもいいけどこれを読んでこんな感じをうけたなあって思い出せる小説が好きなんで、じつは「重力ピエロ」は僕の書きたいタイプの小説だったんですね。』


2003/06/09

別冊文藝春秋 2003/7

talking about my hero 『重力ピエロ』




『家族小説が好きなんです。ただ、好きなだけに、そこで描かれている家族が単に血縁だけで繋がっているだけでは寂しいのではないか、もっと別のもので繋がっている家族の姿を書いてみたい、と考えていました。』


2003/06/07

毎日新聞 夕刊 2003/6/6

近況 『重力ピエロ』




『春の設定により、家族の葛藤も生まれましたが、僕はそこを書かなくていい。読者もそれより先の話を読みたいのだと信じています。悩みを突き抜けた人間のカッコよさを書きたかった』