2006/06/24

Boon 2006/7

ロマンはどこだ!




夢(ロマン)をもち続けることについて



『意識的に続けようとは思っていました。「諦めなければ叶う」というか、何もやらないのに「オレ、パイロットになるんだぞ」って言う人と自分は違うんだって言い聞かせてましたね。あとは、小説を書きたいということを誰にも言うまいと決めていました。夢を周りに言ってしまうと、それが一つの満足感になってしまって、ポーズで終わってしまいそうな気がしたからです。』


2006/06/06

LEE 2006/7

Culture Navi 『終末のフール』



「籠城のビール」「天空のオール」など、遊びのあるタイトルについて、



『読者にタイトルからおもしろがってもらえたらな、と。先日、井上ひさしさんが、イヤなことやつらいことは、生きているだけでやってくる。だから、小説でわざわざ作らなければいけないのは"笑い"だ、とおっしゃっていて。僕も、にやりとしたり、驚きのある小説を書きたいんです。』


2006/06/01

文蔵 2006/7

伊坂幸太郎の「人類最後の日の過ごし方」




文蔵2006/7



終末に向かうパニックではなく、小康状態の中での人間ドラマを描いたことについて。



『これについてはリアリティの演出が本当に難しくて、ずっと悩みながら書いていました。世界滅亡の発表から五年が経った世界とはいえ、あまりに皆が淡々とし過ぎているような気がして。僕が書くと何でもわりと淡々としてしまうのは持ち味でもあるので良いのですが、現実感が乏しくなるのも避けたいですから。このあたりのバランスにはすごく気を遣いましたね。設定としては、これは世界が終わっていく話ですが、結果的に読み終えた人が、何かが始まっていくような感じを覚えてくれると嬉しいです。』