2007/04/16

IN・POCKET 2007/5

伊坂幸太郎を読む喜び






IN・POCKET2007/5


  • 文庫本 ¥ 200





①書評家の立場から・・・中島駆

「だまし絵」の住人と、「物見の塔」への案内人・伊坂幸太郎

②映像の現場から・・・星野卓也

映像化という名の行間埋め

③映画『チルドレン』監督・・・源孝志

"クール"な伊坂作品を映像化すること

④伊坂氏とのコラボが実現 斉藤和義氏が語る

「ベリーベリーストロングな出会いって」

⑤著者自ら語る『チルドレン』

伊坂幸太郎氏からのスペシャルメッセージ

全36P



『「俺たちは奇跡を起こすんだ」とは、この本に出てくる台詞だ。自分で書いておいて言うのも何だけれど、これだけを抜き出すと、少し恥ずかしい台詞だと思う。良識と羞恥心のある大人は、これを真顔で口にしてはいけない、そんな気がする。ただ、僕はこの小説の中で、こういう台詞を吐いても、あまり恥ずかしくならない、むしろ愉快な気持ちになるような人間を作りたかった。厳密に言うと、気づくと、作っていた。』