2007/06/29

装苑 2007/8

伊坂幸太郎さんと歩く、仙台



「装苑」2007/8



「僕は、いわゆるいい話や和む話とか、人を癒す話って、よく分からないし自分が書ける気もしない。そういうことを目的にはしていないのですが、僕自身がすごくおもしろい映画を見たり小説を読んだりしたときに、明日も頑張るぞっていう気になるんです。自分の小説も、そういうものになれたらいいなと思っています。「僕はあの世界を見てきたから大丈夫」と思えるようなフィクションの世界を作りたいんです。自分の小説でみんなの人生が変わってほしいとは思わないけど、触媒になって何かの化学反応が起こればいい。おもしろかった、だけで終わる小説がいちばんつまらない。おもしろくて、何か次の行動につながるようなものを書き続けたいと思っています。」


映画「アヒルと鴨のコインロッカー」のロケ地、宮城県美術館や、『重力ピエロ』『フィッシュストーリー』の装丁にも使われている三谷龍二さんの作品が常設されているギャラリーなど、伊坂さんのお薦めスポットが紹介されています。


2007/06/28

an・an 2007/7/4 No.1567

ブータンのあのガイドさんに、また繋がりたくて、書きました。




―以前、作家として映像には負けたくない、ともおっしゃっていましたが。

「僕の書く小説のほうが面白くあってほしいけれど、映画化への好奇心はある。ただ、この作品は観客として本当に好きな映画なので、関われてハッピーだと思い、調子にのってこうして取材を受けてます(笑)。」


2007/06/20

Cut 2007/7 No.215

瑛太×伊坂幸太郎×中村義洋



Cut 2007/7 NO.215


脚本について



「他の作品とかでは僕の本を映像にする時に、いろいろ足されることが多いんですよね。でも中村さんが出してきたのは、僕のをまずシンプルに再現しつつ、ちょっと引いて、一番大事なものが残ってる感じがして。で、あちこちで言ってますけど、映画のモノローグが僕はすごい苦手なんですよ。説明っぽいし、それは小説的な技巧の気がしちゃって。それで僕の小説は、自分がすごく気に入ってるモノローグで終わるんですけど、映画化する時に、絶対それ最後モノローグでぶつけてくるだろうなと思って。その時に、『これを外して下さい』って言うのヤだなあってずーっと思ってたら、最初っからそれがなかったんで。あ、この脚本書いた人すごいと思って。ただ、トリックの部分は最初、脚本読んでもよくわかんなくて(笑)。どうなってんのかなって、難しくって(笑)」


2007/06/13

野性時代 2007/7 vol.44

essay 映画に寄せて




野性時代 2007/7 vol.44


映画「アヒルと鴨のコインロッカー」についてのエッセイ。


2007/06/05

日経エンタテインメント! 2007/7

伊坂幸太郎×関めぐみ×中村義洋インタビュー






―印象に残っているシーンは?

『最後に瑛太くんが濱田くんを見送るシーンがあって。「じゃあ、また」と言う濱田くんに対して、瑛太くんが「またっていつだよ」と言うんです。原作を書いていた時に思っていた感情が、そのまま絵に表れているんです。2度と会えないとわかっているのに言ってしまう・・・感動的で1番好きです。』


"そうだ!旅に出よう!"という特集で「アヒルと鴨のコインロッカー」のロケ地についても掲載されいます。