2007/12/28

週刊ポスト 2008/1/4・11号

Post Book Review 著者に訊け!




「ハリウッド映画の主人公なら自分で潔白を証明して真犯人を突き出すんでしょうけどね・・・そこは"何か大きなもの"が途轍もなく怖いという僕自身の気分が反映されているとは思う。"俄か社会派"みたいなことを言っちゃうと、例えばワーキング・プアの問題とかも、誰が悪で、どうすればいいのか、僕にはわからない。テロの恐怖と言っても個々のテロリストには家族もいて、誰が怖くて悪いのか、悪いかどうかもわからないから余計怖いんです。そして敵が大きすぎて見えないなら逃げるのも一つの選択肢だろうと。無謀でも何でも逃げて、ひっそり家族と暮して行ければいいや、それもありだよねって物語を、自分でもどうしようもなく書きたかった」


2007/12/21

週刊文春 2007/12/27

文春図書館 著者は語る 「ゴールデンスランバー」



昔の彼女や大学時代のサークル仲間といった周りの人との絆が大きな役割を果す点について・・・



「彼らは大学卒業後、ずっとつながっていたわけではないのに、主人公が犯人ではないと信じます。僕は実生活でも一番大事なのは、人とのつながり、信頼とかだと思うんですよね。だから、小説の中でそういったものが活躍してほしくて」


2007/12/06

このミステリーがすごい! 2008

私の隠し玉






このミステリーがすごい! 2008



  • 単行本 ¥ 500






ロックが好きな伊坂さんが別格に好きなのは斉藤和義さんとTHE ピーズだそうで、そのTHE ピーズの名曲「実験四号」をモチーフに山下敦弘監督が短編映画を撮り、伊坂さんが短編小説を書かれるそうです。2008年前半に発売予定。

いつからかは不明ですが徳間書店のPR誌「本とも」に『あるキング』というタイトルで野球選手の半生を描く小説を連載予定だそうです。