仙台市ごみ減量・リサイクル情報総合サイト『ワケルネット』 HP
2008/03/27
2008/03/26
2008/03/22
Sweet Rain 死神の精度
2008/03/21
2008/03/20
ROCKIN'ON JAPAN 2008/4 vol.331
この人に訊く! 伊坂幸太郎(作家)・山下敦弘(映画監督)
「たぶんそれを知りたくて『ロックンロールとは?』っていうのを書いたんですけど、結局わかんないんですよね。でもさっき言った『何で俺だけ圏外なんだよ』っていう気持ちはなんとなく根底にあるような気がしていて。あと僕はパンクロックが好きだったので―何かに立ち向かうことって、幼児性だと思うんですよね。『世の中をぶっ飛ばせ!』って、大人からすると『いろいろ社会のしくみがあってね』みたいになるし、とりあえず何か言っちゃうってのは幼稚な部分があるけど、幼稚でいいじゃないかって」
自分が小説を書く時にやっぱりそういう部分はでるのか。
「論理的なことよりも、そういうものを優先して書きたくなっちゃいますね。社会のしくみはこうだよ、でもこう思ってるじゃないかって。フィクションなんだからいいじゃんって」
キネマ旬報 2008/4月上旬号 No.1504
FRONT INTERVIEW No.152 KOHTARO ISAKA
映画化について
「こういう展開や場面になったんだとか、この人が演じているのかと、作られた作品に対する興味のほうが強いので、原作者として"自分の作品が壊される"といったストレスはあまり感じたことはありません。部分的には各作品思うところはありますけれど、それは僕の映画の趣味の問題だと思うんです。例えば『アヒルと鴨のコインロッカー』の場合は、僕の趣味に近い映画だった。中村義洋監督も会ってしゃべってみると世代が近いし、好きな映画も似ていましたから。またあの作品は、バジェットがあまり大きくなかったことが良かったと思います。バジェットが大きくなると、いろんな人に映画を伝えたいから原作を変えざるを得ない部分が出てきますしね。ただ僕の趣味に合わせれば、映画を作る皆が幸せになるかと言えば、そうではないでしょうし。僕自身が映画は好きですから、いい作品になってくれればいいといつも願っているんですけれど」
2008/03/19
2008/03/17
2008/03/12
2008/03/10
本とも 2008/4 No.9
特集 伊坂幸太郎 「あるキング」を語る
『あるキング』はどういう発想から生まれたのか
「まずひとつは、スティーヴン・ミルハウザーやジョン・アーヴィングといった作家がよく書いている、異常な人の人生をたどる小説が、ぼく、すごく好きなんですよ。たとえば、機械仕掛けのオモチャをつくる異常な天才の一生とか・・・・・・。
あと「こういうタイプの作品って、いま本屋さんにないから読みたいな」というところからつくることが結構あるんです。『ゴールデンスランバー』のときも、ああいう冒険小説みたいなのが最近あまりないなと思って。それと同じような発想で・・・・・・。日本の作家でこういう、人の半生を書く小説って最近あまりない。しかも異常な人、変なインテリみたいな人物を書きたいというのは、ずうっと思ってたんですよ。海外だとそういうテーマでわりと思いつくんですけど、日本ならではの分野ってないかなっていろいろ考えていくと、野球って意外に日本っぽい文化じゃないかと。大リーグと日本の野球の違いがあって、甲子園もあるし。なので、野球選手の半生というのを書こうと。タイトルに「ある」って付くのは、ダルデンヌ兄弟監督の「ある子供」という映画があるんです。それを真似て「あるキング」。キング、王様。すごくいいなというのがまずタイトルとしてあったんです。結局、ホームランキングになる男の話なんですけど、それは特に野球小説を書きたいんじゃなくて、伝記を書きたくて野球を使うみたいな感じなんです。」
2008/03/07
2008/03/06
週刊文春 2008/3/13
映画「Sweet Rain 死神の精度」公開記念対談 金城武 VS 伊坂幸太郎
伊坂 「僕が描いた死神はクールですよね。人間に同情しない。でもそれでいいかなあ、と思ったんですよね。死ぬことは負けではないんじゃないかな、と思って。」
金城 「だから伊坂さんの死神の判定はほとんど全部、死ぬことが「可」なんですね。」
伊坂 「そうそう、それはそうしないと。助けることがハッピーになるというのが根底にあってはいけないので。現実に死んでしまう人はたくさんいるのに、死んだことはダメなことで、負けになっちゃうんだよ、というのは、やっぱりつらいじゃないですか。僕は全部判定が「可」で、死ぬとしても、でもその人のそれまでの生活は良かったかもしれない、というのをやりたかったんです。僕は自分の本のなかで「人間は死を棚上げにしている」という言葉を使っているんですが―。」
金城 「死を棚上げに―?」
伊坂 「人はいつか確実に死ぬのは決まっているけれど、じたばたしてないじゃないですか。明日死ぬかもしれないのに、それはどっかで忘れようとしている。というより、忘れているんですね。もし、僕が死ぬということを完全に理解していたら、僕は仕事をしないで、奥さんと子供とずっと一緒に暮らしているような気もするんですよ。でもそうしてないのは、どっかで明日は死なないだろうと高をくくっているんだと思うんです。どうにか折り合いをつけて生きているんだろうな、と。」
金城 「僕は、明日死ぬかもしれないという気持ちで生きていなさい、と言われたことがあります。いつ死んでも大丈夫なように生きる姿勢が大切だと。」