問題作!?『モダンタイムス』に問う、気鋭作家の挑戦とは。
「僕は自分の好きなものを書くっていうのを守る一方で、独りよがりにもなりたくないと思うから、やっぱり読む人をがっかりさせたくないんですよ。だけど、全部合わせるつもりは当然ないから、そのバランスが難しいんですよね。それはいつも手探りで不安なんです。でもね、しばらくはそういう、ちょっと僕寄りになるというか、読者はある程度がっかりするかもしれないなあっていう作品が続きそうな気がしてるんです(笑)。読者は減っていくんだろうな、と少し思ってます」
ゴールデンスランバーが国内1位に。伊坂さんのインタビューも掲載されています。
今月のブックマーク 「モダンタイムス」 伊坂幸太郎
「これまでの作品では、自信がないこともあって物語の畳み方だけでも綺麗にしようと考えていました。しかし、それだと物語が小さくなってしまう。いかに物語を大きく広げたままで終わらせるか、ということを今後は考えていきたいですね」