2009/12/31

漫画「SARU」 上巻 2010/2/25発売

「SOSの猿」の競作となる五十嵐大介さんの漫画「SARU」の上巻が2010/2/25が発売になります。

週刊ポスト 2010/1/1・1/8

週刊ポスト 2010/1/1・1/8新年合併特大号に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

週刊朝日 2010/1/1・1/8

週刊朝日 2010/1/1・1/8新年合併号に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

週刊朝日 2010/1/1・8

「人助け体質」から抜けられず・・・





冒頭、主人公の「私」は、待ち合わせのファミリーレストランで、こういう店が苦手なのだという。理由は、人を助けたくなるからだ。なにそれ?と食いつかせる導入部がうまい。


「編集者としゃべっていたときに、彼のお父さんが、ファミレスはまわりの話し声が耳に入るからいやだという。そのちょっとした話がヒントになりました」



編集者との雑談に、自身の経験を加味させてみた。伊坂さんは、困っている人を目の前にすると「何かしないといけない」気持ちにとらわれ、おちつかなくなる。そのSOSセンサーは、母親に由来するようだ。お節介なくらい、手を差し伸べる人だとか。


「いまでは、母のそれは自分が救われたいためにやっているんじゃないかと、距離を置いてみるようにはなったんですが。じゃ、ぼくがいい人かというと、そうでもない。ふだんのぼくは、なるべく暗いニュースには耳を塞いで、見ないようにしている」



厄介な「人助け体質」は、今回の主人公「私」に反映されている。ひきこもりの若者の部屋に「私」が、悪魔払いにあらわれる場面だ。本場でエクソシストの修行を積んだと自称し、黒の背広に聖書と聖水を携えている。ここで語られる「私」の考えがふるっている。いまさらひきこもりの原因を詮索するよりも、いっそ悪魔がとりついたと宣告されたほうが家族も楽なのでは。トンデモふうだが、そういう発想が救済になるかもと思わせるあたりが、この小説のおもしろいところ。「私」にしても、悪魔払いを信じているわけではない。家電量販店のエアコン担当のかたわら、なりゆきではじめた副業で「人を救いたい」呪縛から抜けられなくなったとの設定だ。


「新聞連載のときには、実際の家族はどう考えているんだろうかとナーバスにはなりました。でも、エクソシストまでいくと笑ってもらえるんじゃないか」



伊坂さんには、支えにしてきている言葉がある。「小説というのはかなしみを抱えている人に寄り添う物だ」。作家として迷いがあったときに伊集院静氏からかけられ、しっくりきたのだという。ひきこもってしまえば「自分」しか見えなくなる。しかし、悩みを抱えた仲間が数多くいる。本書には外に目を向け、孤独の重荷を軽くする効果がある。そう期待を寄せたくなる。



2009/12/17

伊坂幸太郎 WORLD&LOVE!

・映画公開目前!『ゴールデンスランバー』はこう読む

・伊坂幸太郎の小説は、なぜこんなに魅力的なのか?

・伊坂作品を30倍楽しむための小説・音楽・映画30作品

・WALK 伊坂ワールドにふれる仙台散歩

・世界は繋がっている! 伊坂ワールド作品間リンク!

・現在進行形で追いたいファンのための最新情報

・単行本化全17作品徹底ガイド

・単行本未収録作品ガイド どれ読んだ?まだまだあります伊坂作品




伊坂幸太郎 WORLD&LOVE!


2009/12/11

中央公論 2010/1

中央公論 2010/1に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

ゆうびん小説「バイバイ、ブラックバード」4話発送

ゆうびん小説「バイバイ、ブラックバード」4話目が完成し、12/10に発送されたようです。残りあと1話です。

2009/12/10

中央公論 2010/1★

伊坂幸太郎 SOSの猿 を語る




中央公論 2010/1


このミステリーがすごい! 2010

私の隠し玉






このミステリーがすごい! 2010



  • 単行本 ¥ 500







二〇一〇年は、デビューして十年目になります。だから、というわけでもないのですが、書き下ろし長編を二つ書いています。一つは、『マリアビートル』というタイトルで、殺し屋たちが新幹線内で対決するお話、もう一つは、『夜の国のクーパー』というタイトルで、架空の国のお話です。いつ完成するのかわかりませんが、お店に並んだ際には気にかけてもらえると嬉しいです。それと、双葉社の楽しい企画「ゆうびん小説」に参加させてもらい、『バイバイブラックバード』というお話を書いています。二〇一〇年には単行本としてまとまるはずです。他にも何か本になる可能性がなくもないため、もしかするとたくさん本が出るかもしれません。「十周年だからだな」と好意的に受け止めてもらえればいいな、と思っています。



映画「ゴールデンスランバー」ビハインドストーリー公開!

2010/1/30から公開される映画「ゴールデンスランバー」のビハインドムービー、「ゴールデンスランバービハインドストーリー 首相暗殺事件、その視聴者」がauのLISMOオリジナルドラマとして配信されるようです。本編にも出演している入院中の田中を演じる波岡一喜さん、保土ヶ谷役の柄本明さんなどが出演。本編と同じく中村義洋さん監督、斉藤和義さんが主題歌を担当。全5話で1話のみ12/21より先行配信、2話以降は2010/1/4から毎週月曜日に1話ずつ更新されるそうです。


2009/12/06

FIGARO japon 2009/12/20

精神宇宙を旅するかのような本に惹かれます。




FIGARO japon 2009/12/20




夢やロマン、と聞けばもちろん胸が躍り、興奮するのですが、もともと




  • 「万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測」



  • 「万物の尺度を求めて メートル法を定めた子午線大計測」



    • ケン・オールダー 著 吉田三知世 訳

    • 早川書房

    • 単行本 ¥ 2,940





  • 「上弦の月を喰べる獅子」上下巻



  • 「上弦の月を喰べる獅子」上


    「上弦の月を喰べる獅子」下




    • 夢枕 獏 著

    • ハヤカワ文庫

    • 文庫本 ¥ 714





  • 「アイの物語」



  • 「アイの物語」




    • 山本 弘 著

    • 角川文庫

    • 文庫本 ¥ 860




    2009/12/04

    このミステリーがすごい! 2010


    このミステリーがすごい! 2010

    12/10発売のこのミステリーがすごい! 2010年版に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

    2009/12/03

    蝦蟇倉市の事件(1) 1/29発売予定


    蝦蟇倉市の事件(1)

    1/29に東京創元社より発売予定の競作アンソロジー「蝦蟇倉市の事件(1)」(仮)に伊坂さんの小説も掲載されているようです。【ハーブ さんに教えていただきました。ありがとうございます!】

    文蔵 2009/12


    FIGARO japon 2009/12/20

    12/1発売の文蔵 2009/12に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

    FIGARO japon 2009/12/20


    FIGARO japon 2009/12/20

    12/5発売のFIGARO japon 2009/12/20に伊坂さんのインタビューが掲載されています。

    伊坂幸太郎 WORLD&LOVE! 12/17発売


    伊坂幸太郎 WORLD&LOVE!

    伊坂さんのファンブック「伊坂幸太郎 WORLD&LOVE!」が洋泉社より12/17発売されます。【JLG+さん、ひろさんに教えていただきました。ありがとうございます!】